アメリカ、ロサンゼルスのMAK Centerにて開催中の「Groundswell: Guerilla Architecture In Response To The Great East Japan Earthquake」展に「ながしずてぬぐい」が展示されてます。
MAK Center はロサンゼルスのウェストハリウッド、閑静な住宅街にある建築家 ルドルフ•シンドラー(1887-1953)が設計した自邸であるシンドラー邸(1922)を活用したアメリカでも有数な建築専門のギャラリーです。
「Groundswell: Guerilla Architecture In Response To The Great East Japan Earthquake」展は、UCLAの建築都市デザイン学科の阿部仁史学科長とMAKセンターのディレクターであるキンバリ•マイヤーさんが共に考え実現した展覧会で、東日本大震災の直後からどのように日本の建築家達が活動を開始したかを振り返る内容となっています。
「東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク(アーキエイド)」に参集し、それぞれ積極的に被災地での復旧、復興支援活動に取り組んだ建築家の活動が紹介されています。
アーキエイドのメンバーである、阿部仁史、千葉学、貝島桃代、塚本由晴、中田千彦、槻橋修、山本理顕らの活動と、リアスーク美術館の学芸員である山内宏泰の撮影した被災地の写真の展示によって後世されています。
展覧会初日の10月25日には、MAKセンターの中庭にて、記念のシンポジウムが開催されました。
日本からは千葉学(東京大学教授)槻橋修(神戸大学准教授)中田千彦(宮城大学准教授)の3名と阿部仁史(UCLA建築都市デザイン学科長)に加え、米国内の自然災害の専門家、ジャーナリストらが参加して活発な意見交換が行われました。
シンポジウムでのレクチャーでは、被災地域の復興に向けたシンボルとしての「ながしずてぬぐい」のことや地域資源をいかした地域再生プロジェクトとして漆作家でもあり、宮城大学デザイン情報学科で共に教育活動を行っている土岐謙次先生との「ながしずうるし」についてもお話をさせていただきました。
2013年のサンフランシスコでのJ-POPサミットフェスティバルでのプロモーション、ベルリンAEDES ギャラリーでの展示に加え、国際的な舞台で多くの人に私たちの活動をお披露目する機会となっています。
会場:Schindler House 835 N Kings Road West Hollywood, CA 90069
会期:2014年10月25日〜2015年1月4日
展覧会名:Groundswell: Guerilla Architecture In Response To The Great East Japan Earthquake

会場内に展示されている「ながしずてぬぐい」と「A book for Our Future, 311」そしてコミック

写真右から、千葉学東京大学教授、阿部仁史UCLA建築都市デザイン学科長、槻橋修神戸大学准教授、中田千彦

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