開催概要
宮城大学 空間デザインコース・メディアデザインコース卒業研究・制作展
+大学院事業構想学研究科修士制作展
大学での学びの集大成として、自身の研究・制作・設計を展示して多くの人にみてもらう機会を与えられることの意義とは何でしょうか。取り組んだ様々なものごとは、学生それぞれの関心によっても多様性があり、デザインスクールでの学びの成果としては一括りにはなかなかできないかもしれませんが、むしろそのバリエーションの豊富さは宮城大学事業構想学部デザイン情報学科、そして事業構想研究科の強みでもあり魅力でもあります。
それらを一堂に会して展覧し、みてもらい、意見を交わし、時には相互に刺激しあって各々の次のステージへの進展の糧とすることができるということは、おそらく大学生活の大団円としても、社会に向き合う寸前の緊張感に満ちたなイベントとしても、大いに刺激的な経験とし身に沁みるものだと思います。そうした麗しい体験をした学生たちが卒業し、ようやく世界に向き合うという段階に差し掛かります。その出発をおおらかに見守る場所としての「卒展」に、多くの方々に足を運んでいただきたいと思います。
中田千彦|宮城大学事業構想学部デザイン情報学科長
イベント
卒業制作自主レビュー
大学外部からゲスト講師を招き、学生による自主レビューを開催します。
日時:2018年2月16日(土)12:00
場所:せんだいメディアテーク6Fギャラリーb(卒展会場)
講師プロフィール
勝又 良宏
Yoshihiro Katsumata
ヤマハ株式会社 デザイン研究所 プロダクトデザインPグループリーダー
1970年6月22日生まれ
1992 京都市立芸術大学 デザイン学部 プロダクトデザイン専攻 卒業
1993 ヤマハ株式会社 入社 デザイン研究所 配属
2016 現職
工藤 薫
Kaoru Kudo
WOWアートディレクター
1979年3月9日生まれ
東北芸術工科大学卒。広告映像から、展示スペースにおけるインスタレーション映像、メーカーと共同で開発するユーザーインターフェイスのデザインなど、さまざまな分野のビジュアルデザインを手がける。近年はWOW創業の地である仙台を拠点に、東北に根付く歴史や文化を見つめ直し、新たな解釈と表現を加えた作品作りを積極的に行っている。新しいアートやデザイン、価値観を仙台から発信しようと、映像デザインの可能性を追求している。
髙橋 恵佑
Keisuke Takahashi
グラフィックデザイナー、ディレクター
1991年12月30日生まれ
仙台市出身。2014年 宮城大学 事業構想学部 デザイン情報学科 中田研究室卒業。
同年 凸版印刷株式会社 入社。
グラフィックデザインを中心に、企業や行政の広告や宣伝、販促ツール等の企画制作に関わる。
その他個人での制作活動も行う。
長尾 美菜未
Minami Nagao
日建設計 設計部門 設計部
1984年生まれ
青森県生まれ。2007年宮城大学卒業後、日建設計入社。2013年からイギリス、スイスへ留学し、2014年スイス連邦工科大学チューリッヒ校MAS修士課程修了。2015年からスイス連邦工科大学チューリッヒ校客員研究員。2016年より日建設計に復職。一級建築士。
田中 元子
Motoko Tanaka
大西 正紀
Masaki Onishi
田中:株式会社グランドレベル代表取締役社長/mosaki、1975年8月5日生まれ
大西:株式会社グランドレベルディレクター/mosaki、1977年9月5日生まれ
独学で建築を学んでいた田中元子と、日本大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程前期修了後、ロンドンの設計事務所に勤めていた大西正紀は、建築の専門分野と一般の人々とをつなぐことを目的に、2004年にクリエイティブユニットmosaki(モサキ)設立。以後、田中はライター・建築コミュニケーターとして、大西は編集者・デザイナーとして、主に書籍などのメディアづくりを行う。2010年からは「けんちく体操」ワークショップに参画。2014年からは、よりダイレクトにまちや都市、ひとに関わるプロジェクトへ移行し、都市部の遊休地にキャンプ場を出現させる「アーバンキャンプ」や、個人がフリーで振る舞う「パーソナル屋台」ワークショップを全国に展開。2016年には「1階づくりはまちづくり」をモットーとした株式会社グランドレベルを設立。2018年、市民の能動性を最大限に高める1階づくりの新しいカタチとして「喫茶ランドリー」をオープンさせ、国内外から注目される。
アクセス
せんだいメディアテーク 6Fギャラリーb
〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
展示研究室
メディアデザインコース
空間デザインコース