2012年の歳末、12月26日、27日の二日をかけて、南三陸町戸倉長清水の漁業の為の作業空間を建設しました。
今年始めに建築された長清水番屋(ゲンスラー小屋)に続き、海浜の船着き場近くに新たな作業空間を設置。
集成材のフレームに木製の床をはったシンプルな構造物です。浜にも近く、桜の木を囲むように置かれた建築は、どこかインスタレーションのようです。津波被災地にこのような抽象的な存在が映えるのも不思議な感じではありますが、今後は養殖漁業の拠点として地元の人に様々な形で使っていただくことになります。
新年2013年の1月にはメッシュを使用した日よけも設置されることになっています。

湾を見渡す眺めのよい場所に建つ大小2棟の木製フレーム。床をはり舞台のような設え。

担当:富沢綾子(中田研究室M2)
施工:長清水集落の皆さん、中田研究室学生

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