空間から導き出す

2回目の演習では、最終的に作品を展示する大崎市の市民ギャラリーの視察を行いました。頭の中だけでアイデアを考えていくのではなく、実際の空間を体験しながらアイデアを考えることで、より具体的にユーザーの振る舞いを想定することが可能となります。

また、空間からアイデアが導き出されるということもあるようで「作った作品をこの場所においてみたい」という閃きのようなものを感じる学生もいたことでしょう。実際、作品の展示場所がどんどん確定していき、おおよその展示会の雰囲気が見えてきたようにも思えます。

さらに視察の後半では、ギャラリーをお借りして、展示会のタイトルコンペが行われました。一人三案ずつ持ち寄ったタイトル案を、チーム内で絞り込み、各チームがプレゼンテーションを行いました。この行程にはギャラリーの学芸員の方にも参加していただき、議論を重ねた上で一つに絞られました。どんなタイトルになったかは後日発表します。お楽しみに!

今回展示するギャラリーには蔵もあります。もともと酒蔵として使われていたようです。

次に会場にこれるチャンスは、実際に展示する直前ということで、まずは計測。現場視察にメジャーは必須です。

現場を見るメリットの一つが、ユーザーが行う動作を実際に試せるところ。

特殊な空間には、特殊であるほど作品のヒントが隠されています。こちらは回廊。

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