会場での設営

ついに作品を会場に搬入し、設営する日が訪れました。最終発表からも制作作業は継続していたチームが多く、未実装だったプログラムの完成度を上げたり、必要な機材や備品を揃えたりと、作品として成立させるための仕上げを行なっていたようです。

設営時間は7時間ほどと限られているので、効率よく手分けをして進めます。特に重要なのは安全性です。鑑賞する人が安心して見られるように、機材の配置やケーブルなど細やかな配慮が必要です。ちょっとした気配りがより良い展示につながるのです。

次に重要なのが作品としての安定度。プログラムやセンサーなどの動作が長期間の展示に耐えられる必要があります。そのためにはプログラムの中で無駄な処理をしないことや、処理を最適化すること、またセンサーなどの固定を確実にしなければなりません。

実際の設営作業では、足りない備品や作品の一部破損など、様々な小さなトラブルはありましたが、なんとか全作品がしっかりと展示できる状況となりました。これからは鑑賞者の方々の行動や反応を観察し、より良い展示になるように継続的に改良を続けていくのが重要となります。

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