最終発表

約2ヶ月の演習期間を経て「メディアデザイン演習C 4Q」最終発表の日を迎えました。それぞれのチームは発表ギリギリまで作品の調整を続け、インタラクティブに実演デモが出来るところまで開発を進めたようです。

この演習はメディア系・造形系・情報システム系の3つのスタジオに別れて演習を進めるものですが、最終発表に関しては3スタジオが合同となります。したがって教員の多くは他のスタジオの作品をレビューするのが初めてという状況です。ということは、この発表で重要になるのは、限られた時間で明快に作品の概要や面白さを伝えられるか?という点です。

このような際、とても有効になるのは実際に作品を体験してもらうこと。スライドや資料だけでは伝えられない体験のデザインを、実際に身体的なものとして伝えることが出来るからです。その点でいうと、今回は全てのチームが実演をすることが出来たため、作品を伝えやすいプレゼンテーションになったのではないかと思います。

しかし、作品の完成度にばらつきがあり、発表に苦戦するチームもありました。作品の内容が効果的に伝えられないチームもあり、時間管理の甘さからくる準備不足も目立ちました。質疑応答では教員から鋭い疑問を投げかけられるなど、不本意な結果となってしまったチームもあったかと思います。今後は展示に向けて作品を最適化していく段階。この反省を生かしてより良い体験のデザインに結びつけていければと思います。

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